九星とは 気学では九種類の系統に分けて、一白水性→ 二黒土性、三碧木性、四緑木性、五黄土性、六白金性、七赤金性、八白土性、九紫火性と呼んでいます。
一白水星は五行では水に属します。水は雨水の集まりが大河となるように忍耐と努力で出世します。若い頃は回り道をせざるを得ない環境に育ち、不如意な生活を余儀なくされることが往々にしてあります。したがって自然に忍耐強さが養われ、親や兄弟に頼らずに若い時より独立を目指して努力します。社会的にも人間を見る目が養われます。また社交上手ですので、人にも信頼され、長く付き合うことのできる友を得ることができます。鋭い直観力と逆境をチャンスに変えるエネルギーがあります。
また酒色で道を誤る人もいますが、人一倍運が強いので立ち直ることが出来ます。
二黒土星（坤-地）
母なる大地そのもののように親切温和で、思慮深い努力型。目立たぬ所でも陰ひなたなく働きます。その真面目さで引き立てを得ますが、気が小さく決断力に乏しいところがあるため、貧乏くじを引くことがままあります。補佐役に徹し、粘り強さと綿密細心なところを発揮すればスーパーサブになること間違いなしです。虫のいい非現実的な考えはさらさらなく、利己的な欲望を持たず、常に一歩引いた姿勢は多くの人から好感を持たれます。保守的で若い頃から老成したところがありますが、気ままな面を見せることもあり、不断の努力が晩年の吉凶を左右します。周囲の人の言葉に素直に従う姿勢が大きな幸せに結びつきます。
三碧木星（震-雷）
三碧木星は東三十度を定位とし、五行では陽の木星で季節は春の三月です。万物は発動と旺盛な成長力を持ち、若々しく明朗闊達な星です。発想豊かな感性と決断力に富んだ果敢な行動力を持ち、こうきしんが強く頭の回転が速い雄弁家です。子は真っ直ぐな心を持つ正直者で親切です。また潔癖で几帳面です。内面の心細さやせっかちな面が裏目に出ないように注意し、自己本位な考えを抑制しましょう。
運勢は若年運で若い頃から運気が上昇し、働き盛りには地位や名声・時運を得て成功を遂げることのできる星です。きょえいしんを抑え、厚情な性質を生かして周囲との協調を図り、素質・才能を早く開花させる努力を惜しまない事が晩年の安泰を得る秘訣です。
四緑木星（巽-風）
人当たりがよく、人の心を和ませる特性を持っています。何時までも若々しく物腰も穏やかです。頭の回転が速く時流を読むのもすばやく優れた数々のアイデアを生み出します。おのずと交際は広がりを見せます。目上からも可愛がられ、若い時から成功の機会が訪れますが、その苦労知らずできたことが落とし穴ともなります。決断を迫られると途端に優柔不断になり、気の迷いが起こります。「ここぞ」という時にぐずぐずしてせっかくの好機を逃したのも一度や二度ではないはずです。信用が一番と考えて、辛抱することを肝に銘じて努力を怠らないことです。また人の忠告にも十分に耳を傾け、地に足をつけるような心構えでいれば安泰です。
六白金星（乾-天）
八白土星（艮-山）
九紫火星（離-火）