天に昇る龍が如く進む 【大吉】 |
易経では、乾為天は『龍』に例えられます。乾為天の言う通りにできれば人生は成功するという事から「元亨利貞」という言葉が生まれました。乾の四徳(しとく)です。
卦辞:乾 元亨利貞 (乾は元(おお)いに亨る。貞(ただ)しきに利あり。)望みはおおいに通る。しかし正しい動機を持続することが条件である。
元 : 物事の始まり。
亨 : 亨る(とおる)。通じる。
利 : 収穫がある
貞 : 正しい
人には六の時代があり、成功法則に従っていれば万事うまく行くというのが乾為天です。
上爻 | 亢龍 | 亢龍有悔(こうりゅうくいあり) | 昇り過ぎた龍の事。龍が雨を降らすには雲のすぐ上にいること。本来の雨を降らす役目を忘れて昇ってしまった龍の事。 |
五爻 | 飛龍 | 飛龍在天 利見大人(ひりゅうてんにあり。たいじんをみるによろし) | 龍の仕事は雨を降らす事。飛龍は最大限の力を発揮している事。その時に重要な事は師匠の意見を聞くことです。ダメなのは周囲の意見に惑わされたりしまう事。 |
四爻 | 躍龍 | 或躍在淵 天咎(あるいはおどりてふちにあり。とがなし) | 龍がいつ飛ぶのか。というタイミングが鍵となります。タイミング良く飛び立つ事ができるか否かが躍龍の時代です。 |
三爻 | 君子 終日乾乾 夕惕若 厲天咎(くんし しゅうじつけんけん ゆうべまでてきじゃくたれば あやうけれどもとがなし) | 繰り返し反復して努力し、一所懸命に事に当たる事です。毎日繰り返して自分のものにすることがこの時代です。失敗と挑戦を繰り返し、応用する技を身につけます。 | |
二爻 | 見龍 | 見龍在田 利見大人(けんりゅうでんにあり たいじんをみるによろし) | 勉強をする時期の事。「学ぶ事はまねぶこと」と師匠のやり方を真似て上達していきます。自身にとっての最高の師匠と出会う事が鍵になります |
初爻 | 潜龍 | 潜龍勿用(せんりゅうもちうるなかれ) | 田んぼの下に潜っている龍の事。この時代の鍵は「志を立てられるか否か」です。 |
鹿島神宮の空に大きな長い雲が見えました。まるで龍が通ったような雲でした。
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